千九百七十年六月十九目にワシントンで作成された特許協力条約 | ||
| 第十四条(国際出願の欠陥) | ||
| (1) | (a) | 受理官庁は、国際出願に次のいずれかの欠陥が含まれていないかどうかを点検する。 |
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(@) 規則の定めるところによる署名がないこと。 (A) 出願人に関する所定の記載がないこと。 (B) 発明の名称の記載がないこと。 (C) 要約が含まれていないこと。 (D) 所定の様式上の要件が規則に定める程度にまで満たされていないこと。 | ||
| (b) | 受理官庁は、(a)のいずれかの欠陥を発見した場合には、出願人に対し所定の期間内に国際出願の補充をすることを求める。補充をしなかつた場合には、その国際出願は、取り下げられたものとみなし、受理官庁は、その旨を宣言する。 | |
| (2) | 国際出願が実際にはその国際出願に含まれていない図面に言及している場合には、受理官庁は、出願人にその旨を通知するものとし、出願人は、所定の期間内にその図面を提出することができる。出願人が所定の期間内にその図面を提出した場合には、受理官庁がその図面を受理した日を国際出願日とする。その他の場合には、その図面への言及は、ないものとみなす。 | |
| (3) | (a) | 第三条(4)(C)にいう所定の手数料が所定の期間内に又はいずれの指定国についても第四条(2)にいう所定の手数料が所定の期間内に支払われていないと受理官庁が認めた場合には、国際出願は、取り下げられたものとみなし、受理官庁は、その旨を宣言する。 |
| (b) | 第四条(2)にいう所定の手数料が所定の期間内に一又は二以上の指定国について支払われているがすべての指定国については支払われていないと受理官庁が認めた場合には、その手数料が所定の期間内に支払われていない指定国の指定は、取り下げられたものとみなし、受理官庁は、その旨を宣言する。 | |
| (4) | 受理官庁が、国際出願日を認めた後所定の期間内に、当該国際出願が 第十一条(1)(@)から(B)までに掲げるいずれかの要件をその国際出願日において満たしていなかつたと認定した場合には、当該国際出願は、取り下げられたものとみなし、受理官庁は、その旨を宣言する。 |